「越後湯沢」駅構内
FRF・クッキー
7月27日(木) 前夜祭
10時くらいに「越後湯沢」に着。今年は早いうちから駐車場券が売り切れたので新幹線で来た。駅のお土産屋で地元の店員が「今年はレッチリだから雨が降るよ(伝説の第1回目の“フジロック”で台風を呼んだ)」と言ってた。駅から出ると本当に降ったり止んだりだったのだが、ちょうどリストバンド交換が始まると同時に嘘のように青空になった。
わがテント
17時、前夜祭会場のオアシス≠ェオープン。今年は何と1万6000人!
18時、凄い人数での盆踊り。司会の“スマイリー原島”から「いつ倒れるか?」とか言われながら、太鼓を叩くのは毎年恒例の“宮ジイ”。苗場の地元の人だ。10周年だからか、今年は花火も凄い数!
盆踊り
花火
20時、マーキー≠ナライブが始まる。いきなりアイリッシュにパンクとスカを混ぜた感じの“フロッギング・モリー”、ステージ上にFujirockers.org≠ニいうファンサイトの編集長が出て来て会場に「お帰りなさい!」と言うとみんな「ただいま!」と返す。彼は続いて「世界に誇る大阪のバンドです」と“少年ナイフ”を紹介…、盛り上がらないわけがない。
前夜祭プログラム
この日観たアーティスト
“DJ MAMEZUKA” “FLOGGING MOLLY” “少年ナイフ” “PAINPROF CIRCUS” “The Cooper Temple Clause”
入場ゲート
7月28日(金) 初日
ホワイト・ステージ≠フ入り口にある橋。
“ザ・クロマニヨンズ”をホワイト・ステージ≠ナ待ちながら…
20時20分からオレンジ≠ナ始まった“ハリー・ホソノ・クインテット”を観ている。ところで謎のバンド“ザ・クロマニヨンズ”はやっぱりあの二人だった。雨はまだ降ってない…。後半に矢野顕子が2曲ゲスト。初めに「HOSONO HOUSE」の名曲「終わりの季節」をデュエット。曲が終わった後、突然、雨。ガサガサ合羽を着込む音がいっせいに…。去年も思ったが、さらに今年は早っ!そして次の曲はタイミングよく「相合傘」。しかも曲が終わった後、雨も止んでいた。野外は時々こういうマジックみたいなことがあるのがうれしい。細野さんは持ち時間が40分なんて短すぎる。もうちょっと聴きたかった…。
夜のホワイト・ステージ
と、いうことで諦めていた21時30分からの“フランツ・フェルディナンド”を観にグリーン≠ワでボードウォークを急ぐ。途中、森に巨人が?!ライトで木に映し出された顔が、何と動いてる。ボードウォークの終点付近で「do you want to」(ウォークマンのCM曲)が聴こえてきた。それが4曲目らしいので、ほとんど観れることになった。2年前にここで観たときよりかなり成長してる。大ブレイクしたし…。ギターを抱え、ステージの下を走ってきたアレックスの右手にタッチした。名実共にビッグバンドになってた。
この日観たアーティスト
“SAKEROCK” “ザ・クロマニヨンズ” “Dirty Pretty Things” “FIRE BALL with JUNGLE ROOTS” “ハリー・ホソノ・クインテット” “Franz Ferdinand” “MADNESS”“星野源”“COBURN”“DAMIAN LAZARUS”
夜のボード・ウォークで『オールナイトフジ』へ…
7月29日(土) 2日目
キャンプ・サイト・ゲート付近
Tシャツ販売の列
夕べは『オールナイトフジ』で28時30分まで踊った。朝の29時に寝たので、目が覚めたのは10時30分。とりあえず腹ごしらえ。カップラーメンとギネスビールで朝から乾杯!
グリーン・ステージ
12時50分から始まってる“イースタン・ユース”を観に、ホワイト≠ヨ…。もの凄い溢れかえってた。いつもは野郎ばかりのような気がするんだけど、女の子が多い。空は快晴。「天気予報め、ざまあみろ」というヴォーカルの吉野のMCがなんだか優しい。
フジ≠ニいえばこの川
14時頃ヘヴン≠ナ雨がぱらつく。隣のオレンジ≠ノ行くと、本格的に降ってきた。
オレンジ・コート
16時40分“木村充揮with三宅伸治とFRFオールスターズ”。バンドサウンドはスタックス系のソウル。こういうサウンドで木村の声を聴くのは初めてだ。“憂歌団”の名曲、大好きな「シカゴバウンド」。メンフィスからシカゴに来て落ちぶれた男の歌だが、梅津和時、片山広明のホーンセクションがさらに涙腺をゆるませる。
その後ゆっくり、グリーン≠ワで戻り、18時からの“ソニック・ユース”。途中から雨も止んだ。
21時30分、いよいよ今回一番の目玉“レッド・ホット・チリ・ペッパーズ”だ。分かっていたけど、それにしても凄い人。この日の入場者は4万人ということなのだが、半分以上はこのグリーン≠ノいると思う。ジンクスは外れた。星まで出てる。俺は“レッチリ”初体験で、みんなほど詳しくないが、ロック好きにはたまらない良いバンドだと思った。特にベースのフリー。巧いし、センスが良いし、馬鹿もやる。キッズが憧れるのが分かる。最後に逆立ちで帰ってった。
この日観たアーティスト
“eastern youth” “ROCK’N’ROLL GYPSIES” “BIG WILLIE’S BURLESQUE” “木村充揮with三宅伸治とFRF ALL STARS”“アコギなSS(仲野茂+下山淳)” “SONIC YOUTH” “電気グルーヴ” “KULA SHAKER” “RED HOT CHILI PEPPERS” “The Fire Tusk Painproof Circus”
夜中のオアシス・エリア
7月30日(日) 最終日
梅雨明け
朝から晴れ。どうやら梅雨明け。マーキー≠ナ朝から“ギターウルフ”。相変わらず素晴らしいロックンロールショーだ。それにしても最終日ともなると、皆臭い。特にマーキー≠ヘ唯一の屋内ステージなので分かる。キャンプは風呂に入らない奴も多い。流しで頭を洗う女の子たちもいる。ちなみにちょっと歩いても、会場〜「湯沢」間を運行するシャトルバスに乗っても、温泉はいくつもある。
そのあとグリーン≠ノ行く。若い子たちが「鼓童マジやべえよ」とか言ってる。和太鼓なのだがリズムにロックやラテンを入れてたりする、言わば太鼓のミクスチュアだ。
レッド・マーキー
その後、グリーン≠ニマーキー≠フ移動だけで、若そうなバンドを観る。
18時20分、“ザ・ラカンターズ”、ザ・ホワイトストライプスのジャック・ホワイトの新バンド。アルバムの60年代サウンドと違って、ライブはまるでクレージーホース!ニール・ヤングのように嬉しそうに演奏するジャックが良かった。
トイレ内
日が暮れ、終わりに近づいてくる。盛り上がる“ザ・ストロークス”を途中で抜け“大江慎也”へ。若い子たちも「恋をしようよ」の『やりたいだけ!』で飛び跳ねてたぜ! ここで偶然に知り合いに会う。毎年歩いていると誰かしらに会ってる。
23時30分くらいにクロージングバンドの“ハッピーマンデーズ”が終わると、恒例の“ジョン・レノン”の「パワー・トウ・ザ・ピープル」がかかり、みんなでハイタッチ!グリーン≠フモニタースクリーンに『SEE YOU NEXT YEAR!ADIOS AMIGO…また来年!』。それでも終わりを惜しむ感情は和になって踊ったり、胴上げしたり、際限なく続いて行く…。
もうすぐ終わり
FUJI!
また来年!
パレス・オブ・ワンダー%り口
その後、会場外のPOW≠ノ29時30分までいた。ここはチケットが無くても誰でも入れる場所。今は亡き“ザ・クラッシュ”のジョー・ストラマーが生前「俺たちのキャンプの仕方を教えたい」と友人たちと焚火で夜を明かした場所。今でも隅っこにジョーの小屋が建っている。きっと今年も観に来てただろう。
ファイアー・ショー
夜の子どもたち
クリスタル・パレス
それにしても凄い人。一昨年まではそこまでいなかった人が、去年から増え、今年はさらに溢れかえっていた。去年までの小さい布テントに代わり、かなりデカいステンドグラスと木のクリスタル・パレス・テント≠ェ建ったが、あまりに多いので入替制だ。ルーキー¢Oもかなり多い。サーカス、DJ、バンド、ストリップを楽しんだり、焚き火にあたったりしながら、最後の最後までかなり夏の終りを惜しんで、空が白み始めた頃、家に帰る人たち、このまま会社に出勤の人たちを見送り、テントに戻って眠った。
焚き火
骸骨オブジェ
クリスタル・パレス・テント
ルーキー・ア・ゴーゴー
この日観たアーティスト
“GUITAR WOLF”“鼓童” “MUMM-RA” “KT TUNSTALL” “THE AUTOMATIC” “SNOW PATROL” “BAXTER DURY” “THE RACONTERS” “THE STROKES” “大江慎也”“HAPPY MONDAYS”“大道芸人シュウチョウ” “Eddie Egals Fire Show” “紫ベビードールwith JVC FORCE TYO” “POW DJ TEAM Sim Cass & Jason Mayall & friends”
7月31日(月) 祭りの後
撤収
立て札
立て看板
10時30分、ほとんど寝てないが、テントを畳んで帰りの支度をする。なんだか本当にあっという間だった。
しかし、年を追うごとに少しづつ長く遊んでいるのに、年を追うごとに短く感じるのは何故だろう?
駐車場に誰かが忘れていった
帰りのシャトルバスに並ぶ時、「サンキュー“フジロック”!」という叫び声をいくつも聴いた。会場を後にする“フジロッカー”たちが会場に向けて、スタッフに向け、他の“フジロッカー”に向けて…。日常じゃなかなか恥ずかしくて出来ない光景がここにはある。俺にもここに来るとその気持ちが理屈じゃなくよく分かる。
用語説明
グリーン=;REEN STAGE、一番でかいメイン野外ステージ。今年はさらに拡張し収容人数4万人。
ホワイト=仝HITE STAGE、約1万人収容のセカンド野外ステージ。パンク、スカ、ラップ、ヘビメタなどノンジャンルでコアなバンドが出演。
マーキー=ヽED MARQUE、約5000人収容の唯一の屋内ステージ。若手の活きの良いバンドチェックには最適。夜中はDJメインのクラブに。
ヘヴン=:IELD OF HEAVEN、約5000人収容の野外ステージ。オーガニック・フーズやタバコの売店があり、ヒッピーな感じが裏フジロックと呼ばれている。ジャム系バンドが多く出演して、まったりとしているが、人気のアーティストのステージはほとんど入場規制になる。ホワイト≠ゥら続く森を抜けるボードウォークには木道亭≠ニいうステージもある。昨年は“Los Lobos”が演った。かぶりつきなんてもんじゃない。
オレンジ=^RANGE COURT、一番奥にある5000人収容のステージ。JAZZ&ワールドミュージックが基本コンセプト。金曜の夜はオールナイト・フジ≠ナ朝までのダンス・パーティー。しかし、夜中3時を過ぎないと、人が多くて、なかなか入場出来ない。
POW=ゝHE PALACE OF WONDER、会場外にある入場料なしで誰でも入れるスペース。バー有り、サーカス有り、ライブ有り、ストリップ有り、博多らーめん有りで一晩中遊べる。
ルーキー=ヽOOKIE A GO-GO、POW≠フ一角にあるステージ。名前の通り、新人や一般公募のバンドが出演。今年の目玉は“オレスカバンド”。
オアシス=^ASIS 、グリーン≠ニマーキー≠フ間にある広場。盆踊りのヤグラとあらゆるメシ屋、飲み屋、DJブースなどが並ぶ。こことその隣にあるWorld Restarant≠フ間にある地元の人の営業する和食の店苗場食堂≠ノはステージがあり、夜中はここでもライブを演っている。02は忌野清志郎、昨年は真島昌利も出演。かなり間近で観れる。

(ステージマップについてはSMASHの『FUJI ROCK FESTIVAL ‘06』サイトから使用させて戴きました。)
この文章は渋谷アピア発行のacoustic magajine「あたふた」2006.9月 Vol.114号に掲載されたものです。
俺 Vs 俺
サプライズ・サプライズ
I am ロック製造機(^o^)V!
ロックが世界を変える日は昨日より近づいてる気がする(映画「GLASTONBURY」)
ロックンロール・トゥナイト(2005年フジロック観戦記)
“ハチコー”前で待ち合わせなんて何年ぶりだろう?