VOLE

足元が崩れていった
少年は壊れていた
風が抜けてく空き地にはゼツボウの文字が浮かんでた

少女はずっと傍らで見守ることで伝えてた
自分で自分を傷つけた行き場をなくした少年に

それはごくありふれたほんの小さな気持ち
胸に強く抱くことで信じるという理由

存在すらも知らないで孤独が彼を包んでいた
だけど今触れたのは彼女のそれの柔らかさ

それはごくありふれたほんの小さな気持ち
確かにあると思えるなら信じるという理由

足元が崩れていった
少年は壊れていた
無数に矛盾を抱いたまま星は変わらず回ってた

最後は誰もが一人きり頼るものなく歩くのだ
答えをすぐに欲しがるほど人間の心が弱くても

それはごくありふれたほんの小さな気持ち
全てを救えはしなくても信じるという理由