旅の歌
突き刺す日の光 罅割れた道
黒い煙を吐き出して
壊れたエアコン 硬いシート
地獄のようなバスは走る
この長い旅の中で俺もあんたも運が無いけど
渇き切った喉の奥にまだある生命の歌を口ずさみながら…
育たなかったチャンスの種はポケットの中にもう一握りだけ
「芽吹く姿が一目見たくて…」
そいつがあんたに力をくれたと言う
旅が終わる頃の夢には花の香りがしているだろうか?
時はまだまだかかるだろう…
見渡す景色は荒地のままだ
やってくるのはトラブルばかり
幸せがまた風に吹かれてく
「何も変わりはしないさ」と埃のように舞いながら…
楽園の在処は知らないが脈打つ思いを渡しはしない
あんたも同じ… それならば…
地平にやっと頭を出したあの丘まで起きていよう