列車に乗って
人ごみの流れが黄昏に染まる
流れの早さにいつも急かされている
何事も変えることなく今日も住処に帰る無力な優しい一人ぼっち
弱みにつけこむ街だからそれに合わせて汚く生きる
弱みを隠して歪んでものを見る
瞳を曇らせたくて
他人の傷に痛みが走る
見えないふりをするのは辛くはないか?
列車に乗ってどこへ行く?
窓ガラスに映ってる憂鬱を眺めて
暇を持て余しリモコンを手に面白いチャンネルを捜している
重たさを吐き出すように笑っている
夜に潰されないように
脳味噌が踊りたがっているけれど朝が来るまでスイッチを切る
深みにはまったら逃げられはしないから「おやすみ…」何度も唱える
朝起きて違う顔に整え
生きてる時間をあとどれくらいかけるの?
列車に乗ってどこへ行く?
けだるさのおみやげを吊革にひっかけて
「ゆとりあるくらしを」とポスターがほざく
「腹が減った」と財布はつぶやく
この手に一番欲しいのはもっと綺麗なものなのに…
列車に乗ってどこへ行く?
列車に乗ってどこへ行く?
また列車に乗ってどこへ行く?
列車に乗ってまだ行くの?
列車に乗ってどこへ行く?
終着駅はどこにある?
列車に乗ってどこへ行く?
軋むレールの音に脈を合わせて…