暗闇に浮かぶ街

遠くでサイレンの音が聴こえる ダイナマイトにビルが砕ける
鉄格子の窓を開ける 人形のように…

コンクリに押し潰されながら 暗闇に縛られながら
退屈な歌を歌っている 他にすることはない

油で汚れた右腕を 今夜さっぱり出来たら…

街の隅は不気味なほど 暗闇に縁取られる
今夜もまた浮かんでいるから…

ズボンのケツにねじりこまれた クシャクシャの札
通りのバーゲンセールで これで愛を買ってくるのさ

誰かが今夜も計画を立てるが 決して実行されることはない
見えない目に見張られて この街が崩れることはない

刻まれる時間を止めようとしても 心臓の音さえ止められないさ

街の隅は不気味なほど 暗闇に縁取られる
今夜もまた浮かんでいるから…

ベッドの明かりを消しても眠れない
この世界を変える電話のベルも鳴らない
女の顔が頭にちらつき消える
この時計を闇に投げ込みたい

街の隅は不気味なほど 暗闇に縁取られる
今夜もまた浮かんでいるから…

この街の明かりが集まると 遊園地のよう
遊び足りない子どもたちは ゴーカートで暗闇を抜けたがっている

いつものところで闇は途切れて 夢はいつもウヤムヤのまま

街の隅は不気味なほど 暗闇に縁取られる
今夜もまた夢は終わり
今夜もまた抜けられない
今夜もまた浮かんでいるから…