ジャスミン
ガード下泳いでるペンキの天使たち
会話がしたいだけ相手を捜してた
それだけの店
カタコト言葉
それでも良かった
白い指先で時間を外してくれた
真っ赤なカーテンが揺れてた
生まれた国のことを少しだけど聞いた
僕には話せる国はなかったけど
彼女の思い出は何故だか僕にも懐かしい記憶に思えてた
歌が流れてた
恋の歌だろう
彼女の国のメロディーだ
自分が愛せなくなる魔法にかけられた夜
もう一度愛せるヒントが欲しいのさ
小さな唇は奪わせてはくれない
それでもいいんだ
きつく抱きしめた
ちょっと痛がってそれから可愛く笑った
黒髪がくすぐった
微かにジャスミンの匂いがそこに混じってた