祈りの歌

「ここは平和だ」と言う
「あの国を見ろ」と…
でも途切れない事件はそれをたやすく打ち砕く
人の思いを奪うのを「盗みじゃない」と言い張る顔
手が汚れていなければ「殺しじゃない」と言い張る顔
危ねえ時代だ
あきらめたらすぐに心も体も枯らされちまう
祈りの歌よ
もっと降れ!
俺を潤おしてくれ
この荒野に咲く花を育てる水となる日まで…

誰かが何かを見つけたら群がりむさぼる奴ら
ノロマは奪われるだけで寒さから暑さから逃げられない
強いものしか残らないのは本当に常識なのか?
弱いものの蒔く種を刈らなきゃ眠れもしないくせに…
まだ生きてるかい?
まだ見ぬ友よ
俺もあんたも弱虫だから…
祈りの歌よ
もっと降れ!
俺を潤おしてくれ
この荒野に咲く花を育てる水となる日まで…

閉じ込められ
逃げ場も奪われ
狂った獣のように
傷つけあい
飼い殺されていく
俺たちの心を奮い立たせて欲しい

「もう草も生えやしない」とテレビが言ってる砂漠に
動かない子どもを抱えた母親の涙がこぼれる
今夜この国でもその涙に胸を打たれてる
でも明日は子どもたちの命を縮める世界を造る
あきらめの土地さえ追われるものの遺した種の落ちた上に…
祈りの歌よ
もっと降れ!
俺を潤おしてくれ
この荒野に咲く花を育てる水となる日まで…