英雄
おまえが別れを告げたとき何一つ渡せなかった
「そうか」と口を閉ざして上手い言葉もみつからないまま…
姿が見えなくなっても影までは消えはしない
胸に深く突き刺さったクイの後がまだ痛んでる
身も心もくたびれて老いてく事に怯える夜
おまえの声がどこからか聴こえるような気がしたよ
地面を強く踏みしめて歩きつづけると誓った
友達よ 魂の炎が燃え尽きるまでと…
今 しばらくのお別れの「さようなら」を言うよ
この空のどこかの下 おまえにそれが届くように…
二人が見つける宝物はとてもよく似ていたよ
お互いに比べては得意になったものだった
憧れや羨むこともおまえによく抱いたけど
勝ち負けを争うつもりは本当はなかったんだ
なりふりかまわずくれたものの大きさに
最後は心を開いて「ありがとう」と言いたかった
地面を強く踏みしめて歩きつづけると誓った
友達よ 魂の炎が燃え尽きるまでと…
今 しばらくのお別れの「さようなら」を言うよ
この空のどこかの下 おまえにそれが届くように…
雨も風も冷たく何度も打ち付けた
長く短い歳月は顔を変えていくけど…
辛いはずの痛みの中でおまえが俺に言った
「まっすぐ歩いてきたことに後悔はしないよ」と…
人の熱い思いはきっと誰かの心も燃やすだろう
俺達が動かされた英雄の姿のように…
鍛えられた腕が今まで大事に抱えていた宝箱を手放してしまうけど
おまえの歩く姿はもう英雄そのものだ
地面を強く踏みしめて歩きつづけると誓った
友達よ 魂の炎が燃え尽きるまでと…
今 しばらくのお別れの「さようなら」を言うよ
この空のどこかの下 おまえにそれが届くように…