CRIME
ボロボロに破られたブラウス
少女の証言は涙に詰まる
正義に燃える弁護士は
「さあもっと生々しく」と…
状況証拠は十分で
勝ち目は無いはずなのに
サングラスをかけたその男は
不敵な笑みを浮かべる
テレビに映る男の全ては
初めは誰にも不快だったが
男が喋る不条理は
やがて五感を狂わせる
インテリたちは議論を戦わせ
「彼も時代の被害者なのだ」と
とある雑誌はその男を
英雄に祭り上げた
加害者が大手を振る街で
少女たちは生きている
誰かに助けを求めてみても
そいつも奴らの仲間なのかも…